投資を考えた時、不動産投資や株式投資、FX、
最近話題になることが多い仮想通貨などが
候補に挙がります。
しかし、不動産投資は多くの資金が必要で、
まだ、普及してから日が浅い仮想通貨は
資産の保護制度に不安が残っています。
ココでは手軽な資金で始められて
資産が保護(信託保全等)されているので
安心して投資を行うことができる
株とFXの違いについて紹介したいと思います。
投資ってなにと言う人はこちらから

目次
株とFXの違い
比較的手軽に始められる株とFXによる投資
似ている部分も多いですが
違う部分もたくさんあります。
まずは株とFXの違いを確認してみましょう。
また↓は岡三証券による株式についての解説です。
株式とは:岡三証券
会社の事業を運営するためには資金が必要です。会社はその資金を調達するために金融機関から融資を受けたり、債券を発行したりとさまざまな手段を用いますが、株式の発行はその資金調達手段のひとつです。
取引できる時間の違い
まずは一番の違いは取引できる時間です。
株の取引は平日の9時から15時の間だけで
一時間のお昼休みを挟み、日中の5時間だけです。
FXの場合は月曜の7時から土曜の6時まで取引が行えるので
その間であれば24時間いつでも取引を行うことが可能です。
株取引は祝日であれば休場していますが
FXの場合土日と年末年始を除けば祝日であっても
取引を行うことができるようになっています。
家事の合間の空き時間や仕事が終わった夕方に取引できるので、
平日の日中の限られた時間しか取引できない株取引と比べると、
24時間いつでも取引できるFXは主婦やサラリーマンの方でも
始めやすい投資と言えるでしょう。
取引開始時の資金による違い
株もFXも取引できる最小の単位が決まっているので、
始めるのに最低限用意する必要がある資金の量が決まっています。
つぎはその違いを比較して見ましょう
株に必要な資金
取引できる株の最小単位は企業ごとに決まっています。
株取引では買いたい株の現在の株価と
その株の最少取引単位によって必要な資金が決まります。
株価と最少取引単位は株ごとに違いますが
少なくとも十万円~数十万円程度は用意する
必要があると考えたほうがいいでしょう。
FXに必要な資金
FXの場合は取引を行うFX会社によって
必要な資金が変わることがあります。
日本で取引されることが一番多い
円とアメリカのドル(米ドル/円)の組み合わせの場合
FX会社によっては4000円程度で取引を始めることができます。
FXではまず数千円~数万円程度用意すれば
始められると考えても大丈夫でしょう。
投資に用意できる資金は人それぞれです
自分のお財布事情にあった方から始めるというのも良いでしょうし
株とFXを比較した場合、
FXのほうが最初に用意する資金が少なくすむので、
これから投資を始めようと考えている初心者の方には
気軽に投資を試せるFXの方が向いているでしょう。
4000円から始められるFX会社


利益を狙うのに必要な知識の違い
株とFXで利益を狙う場合、
どちらも買ったときよりも高く売ることで
利益を狙うことができます。
企業に投資する株の場合
企業の業績やその企業の業界の状況、
競合企業の業績なども元にして今後の株価を予想して
売買する株を選ぶことになります。
判断材料が多い分、予想の精度が高くなる可能性が
ありますが、その分様々な知識が必要になります。
通貨を取引するFXの場合
各国の経済の動向や金融政策、
過去の価格変動よるチャートなどを元に
今後の予想を行うことになります。
突発的な経済危機(リーマンショック)の影響など
プロでも予想しきれない出来事が起こる可能性がある反面
企業自体の財務や会計、その業界の状況、競合企業の業績など
様々な専門知識が必要になる株に比べると
判断材料が絞られたFXは初心者でもチャンスを掴みやすい投資です。
売買益以外で狙える利益の違い
株もFXも売買する以外にも利益を狙う方法があります。
株の場合は予め決められた配当日に株を持っていることで
配当金を受け取ることができます。
配当は業績によって増減することが多く、
業績が悪くなってしまう場合もありますが
配当日に株を持っている事で今までの配当金を
まとめて受け取ることができます。
FXの場合はスワップポイントを利用して
利益を狙う方法もあります。
スワップポイントは取引している
通貨の金利差によって決まっており
金利の高い通貨を持っている場合
毎日受け取ることができます。
株の場合は配当日にだけ持っていればいいのですが
配当日前後に配当を考慮して値上がりしている場合も多いので、
配当だけを受け取ってすぐ売却と言うのはなかなかうまくは行きません
FXの場合は通貨の組合わせによっては毎日受け取れるので、
放置して利益を狙うこともできますが、スワップポイントを超える
為替変動が起こる場合もあるので、注意が必要です。


取引コストの違い
株では取引のたびに数百円の取り引き手数料が発生します。
対してFXでは取引手数料ありませんが
売値と買値の間に0.3~数銭ほどの差があり
スプレッドと呼ばれるこの差が
手数料の代わりになっています。
長期の取引ではあまり気になりませんが
短期間でたくさんの取引を行う場合は、
FXのほうが取引コストは断然お得になります
取引コストが安いFX会社


株とFXそれぞれの特徴
FXの特徴
レバレッジ
FXの取引では資金以上の取引を行えるレバレッジと言う仕組みがあります。
レバレッジを使うと用意した資金の25倍までの取引を行うことができるので
4万円の資金で100万円分の取り引きを行うことができるようになります。
株にも信用取引と言うものがあり投資経験などの審査を通過すると
資金の最大約3.3倍までの取引を行えるようになりますが、価格変動幅の大きい
株取引では資金がマイナスになってしまう可能性も高いです
また信用取引を利用して売買した株は6ヶ月以内に決済する必要があったり
売買した金額に応じて金利を支払わなければなりません
このように株はリスクが高くFX以上に注意が必要です。


売りから取引できる
FXの取引では持っていない通貨を
売ることができる空売りという
取引方法があります。
売る取引から始めることで
下がると予想している通貨でも
利益を狙える様になるので
取引のチャンスが2倍になります。
株でも審査に通れば信用取引で
空売りできる場合もありますが
取引できる銘柄が限られており、
取引コストがかさんでしまうので
FX程の自由度はなくなっています。
情報が入手しやすい
各国の経済情勢や金融政策等はそのほとんどを
ニュースなどですぐに知ることができます。
ニュースや過去のチャートを元の今後の予想をたてるFXは
予想のために必要な情報を入手しやすくなっています。
株の予想に必要な情報も公開されている物もありますが
会計や業界の実情等の知識も必要になってくるので
FXに比べると情報を入手しづらくなっています。
デモトレードで練習できる
FXには資金を用意しなくても取引をシミュレーションできる
デモトレードと言うものが用意されています。
デモトレードなら投資経験がなくても
ゲーム感覚で投資を体験できるので
FXを試してみたいという初心者でも
安心して無料でFXを練習できます。
まず投資の感覚を体験してみたいという人は
デモトレードを試してみましょう。


株の特徴
株主優待
株では配当金以外に株主優待と呼ばれるものがあります。
良く利用する店舗やサービスなどがある場合は
株を持っているだけでお得な特典を得られる場合があります。
倒産した場合のリスク
株は運営資金を確保するために企業が個別に発行しています。
そのため、会社の業績の良し悪しによって取引価格が上下し
その会社が倒産等によって価値がゼロになってしまう場合があります。
上場しているのは大きな会社ばかりなので
会社の業績をきちんと把握していれば
めったに起こることではありませんが
長年隠されてきた不祥事などが存在する
可能性はゼロではありません
投資先が一企業に偏っている場合は特に注意が必要です。
株とFXどちらが向いている?
初心者に向いているのは?
初心者に向いているのはFXです。
株に比べると必要な資金が少なく
値動きのための情報収集のしやすさを考えると
FXは初心者向きといえます。
取引時間もポイントです。
取引時間が日中に限られる株取引では
常に値動きを確認していることは難しいので
予想が外れてしまった場合の損失も
大きくなってしまいます。
いつでも取引できるFXなら
取引画面を確認しながら取引を行えます。
予想外の値動きをしてしまった場合でも
すぐに取引を終了すれば損失を抑えられるので
リスクを最小限に減らすことができます。
慣れないうちはよそうが外れることもあるので、
値動きを確認しながら取引できる。
FXの方が初心者にもオススメです。
少ない資金で投資したいなら
株とFXではFX方が少ない資金から投資を始めることができます。
株では十万円~数十万円程度の資金を用意する必要がありますが
FXでは最少4000円、一万円~十万円程度の資金を用意しすれば
投資を始めることができます。
手軽に投資を始めたいなら少額で始められるFXがオススメです。
勝率にこだわりたい
株もFXも予想の的中率を上げるには
情報収集と分析を行う必要があります。
株の場合は現在の株価、
企業の業績や競合企業の業績、業界の展望、
その業界の実情等をを総合的に判断するのに
経理や会計など様々な専門知識と情報が必要になります。
FXの場合は長期の場合は各国の経済情勢や金融政策
短期の場合は重要な発表と過去の値動きの分析などから
予想を行います。
得意な分野がある場合
専門的な知識が必要になる分株取引のほうが
高勝率を狙える可能性が高くなります。
専門的な知識がありその業界の今後を予想しやすいなら
株を狙って取引を行いましょう。
得意な分野がない場合
FXの長期取引は経済や世界情勢などの知識が重要になりますが、
短期の取引ではチャートの分析がメインになります。
チャートの分析法はたくさんありますが
中には勝率をアップを狙える簡単な分析方もあるので
リスクを抑えたFXの短期売買を試してみましょう。
株とFXまとめ
・少額の資金で始めるならFX
・株は倒産のリスクにも注意
・日中忙しいなら夜からFX
・売買以外で利益を狙うならFXのスワップポイント
・投資を体験したいならFXのデモトレード
・利用するサービスがあるならお得な株主優待
・専門知識があるならその業界の株式投資
・リスクを抑えるならFXの短期売買
以上株とFXにの違いについてご紹介しました。
株とFXにはそれぞれメリットとデメリットがあるので、
自分にあった投資を見つけるのに役に立ててください。