FXで借金になる?素朴な疑問
FX関係の情報掲示板やまとめサイト、ツイッターなどを見ていると
「マイナス数百万とか、借金になったらどうしよう」
「昨日の口座残高の倍以上のマイナスになってる」
などと言う書き込みを見かけることがあります。
実際に口座に入金してあったお金以上にマイナスしてしまい、FXの取引で借金を背負ってしまうことなんてあるのでしょうか?
ココではFXの取引で借金を抱えてしまうのでは??といった不安を抱えている初心者の方のために、”どういう場合にFXで借金になってしまうことがあるのか”や”FXの取引で借金することにならないための注意点”等をご紹介したいと思います。
また↓はLSC綜合法律事務所での債務整理解説です。
債務整理:LSC綜合法律事務所
借金返済の問題の解決方法のことを,総じて「債務整理」と呼んでいます。債務とは,特定の人に対して,一定の行為や給付をしなければならない法的義務のことをいいます。
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目次
基本的にFXで借金になることはほとんどない
現在、日本のFX会社でFXの取引を行っているなら、実際に口座の残高がマイナスになってしまいFX会社に借金している状態になる可能性はほぼありません。
FXでは取引を始めるときに予め決められた額以上の証拠金をFX会社に預けていますが、通常その証拠金を超えて取引が続くことはありません。
FX会社では証拠金(口座に入金してあるお金)が現在取引中の金額に対して一定の割合を下回ると、自動で取引を停止する”強制ロスカット”と言うシステムを採用しています。
強制ロスカットはFX会社各社がある程度余裕を持って設定しているので、マイナスになる前に取引が終わってしまうのです。
FX会社も口座を作りスプレッドを支払って取引しているお客さんである皆さんに、借金を背負わせたいと思っているはずはありませんからね。
そうなると、口座の残高を超えて取引が続いてしまい、口座残高のマイナス分を請求されることは非常に稀なケースだといえるでしょう。
強制ロスカットとは
強制ロスカットは取引を行っているポジションの損失(含み損)が膨らんだとき、トレーダーの意思とは関係なくポジションの取引量に対して証拠金の割合が一定以下になったら強制的に取引を終了する仕組みです。
これは口座の残高がマイナスになってしまうことを未然に防ぐための仕組みで、損失が口座の残高がマイナスになる前に取引が強制的に終了するように設定されているので、この仕組みが働けば口座の残高がマイナスになることはないのです。
借金というと返すのが大変と考えてしまいますが、マイナスが多数発生するとFX会社も予期しないタイミングで損失を肩代わりすることになってしまいます。
借金は返すのも大変ですが取り立てるのにも別の苦労があるので、FXの取引で借金ができてしまうのはトレーダーとFX会社双方にとっていい状況だとは言えません。
FX会社はトレーダーと自分の会社の双方を守るために強制ロスカットを設定しているのです。
FXの取引で借金になってしまうケースとは
FX会社も対策を行っているので、FXの取引で借金になってしまう可能性はほとんどありません。
しかし可能性は完全なゼロではありません。
FXの取引でどういった場合に口座の残高がマイナスなり、借金となってしまうのかをチェックしておきましょう。
強制ロスカットが間に合わなかった
FXの取引では通常の注文である指値注文や逆指値注文を発注しておいた場合、指定した為替レートで取引を行うことができます。
しかし為替レートが急変した場合、注文で指定していた為替レートからずれた為替レートで取引が成立してしまう場合があります。
強制ロスカットのタイミングで、指定している為替レートからずれてしまうほどの為替変動が起こってしまったときに口座の残高がマイナスになってしまうことがあるのです。
めったに起こることではありませんが、近年では2015年にスイスフランが暴落し、わずか数分で為替レートが30%近くも変動してしまう事件がありました。
そのとき、強制ロスカットは全く間に合いませんでした。
信じられないほど大きな利益を得た人が居た反面、口座残高以上のマイナスを抱えて相場を退場された方も大勢いたようで、しばらくはその話題で持ちきりでした。
ドル/円で例えると、110円だったレートが一瞬で83円程になったことになるので、そのときの値動きの激しさはイメージできるかと思います。
週末に世界的な事件が起こった場合
FX取引は24時間行うことができますが、週末の土日は取引がお休みとなっています。
休み明けの月曜朝の為替レートは、週末の土曜の朝の為替レートと連続していないことがよくあります。
週明けは週末二日分の値動きが一度に起こってしまうので、チャートに隙間が開いてしまう事が多いのです。
この隙間は窓明けと呼ばれ、通常の取引時でも週末を挟んでポジションを持ちこす場合、強制ロスカットなどに注意する必要があります。
そんな週末に世界的な事件、たとえば金融的に大きな事件や大規模なテロや震災などが起こってしまうと、月曜の朝には大きく変動した為替レートから取引が始まってしまうことになります。
そうすると、いきなりの強制ロスカットや口座の残高がマイナスになってしまう可能性が出てきてしまいます。
ドル円場合、レバレッジが25倍だったとしても口座の残高がマイナスになるのは4-5円程度の窓が開いた場合に限られるので、可能性はかなり低くなっています。
システムトラブルで取引が停止している場合
FX会社でシステムトラブルが起こり、一時的に取引を行うことができなくなれば、取引再開後の為替レートで取引が成立してしまう可能性があります。
その間に大きな為替変動が起こった場合、口座の残高がマイナスになってしまうかもしれません。
この場合、他のケースとは違い、FX会社の責任を追求できる可能性はありますが、FX会社の規約によっては規約の有効性について争ったりなど、対応を迫られてしまうのでシステムトラブルに備えて予備の口座を用意して置くなどの対策は行っておきましょう。
取引できる口座さえあれば、取引できないポジションと反対のポジションを建てることで損失を抑えられる可能性があります。
万が一に備えて取引口座は複数用意しよう
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FXの取引で借金にならないためのポイント
FXの取引で借金となってしまうのは、数年~十数年に一度の大きな為替変動に巻き込まれてしまった場合です。
可能性は低いですが、いつ起こるかは誰にもわかりません。
事前にしっかり対策をとっておくことが大切です。
以下では出来る対策についてまとめています。
損切りの注文を入れておく
自分の思惑が外れてしまい、予想と逆の値動きが起こってしまった場合に備えて、必ず損切りの注文を入れておきましょう。
損切り注文を入れずに強制ロスカットになってしまえば、証拠金がマイナスにならなかったとしても資金の大半を失ってしまいます。
FXの取引で一時的な損失をそこまで気にする必要はありませんが、強制ロスカットとなってしまえば取引を続けるのが難しくなってしまいます。
強制ロスカット時のリスクを考える前に、そもそも強制ロスカットにならない取引を行いましょう。
流動性の低い通貨は要注意
FXで狙った為替レートで取引が成立しない原因の一つに通貨の流動性が考えられます。
流動性とは取引の成立しやすさを表す言葉で売り手と買い手のバランスが重要となります。
取引が少なくなる時間帯やそもそも取引量が少ない通貨ペア、重要な指標の発表で注文が偏った場合などでは、売り手と買い手のバランスが崩れやすくなってしまいます。
あなたが通貨を買っている場合、どこかに同じ値段で通貨を売った人が居るはずです。
もしあなたが通貨を売りたかったとしても、買う人が居なければ取引することはできません。
FXは扱っている物がお金で取引量も多いため、即座に取引が成立することがほとんどですが、取引相手が存在することを忘れてはいけません。
売り手と買い手のバランスが崩れれば売買が成立しにくくなるので、狙った為替レートで取引を行えず想定外の損失を抱えてしまうことになります。
ドル円のように取引量が多い通貨ではそこまで神経質になる必要は少ないですが、そもそも流通量の少ないマイナーな通貨ペアでは流動性に関する対策を取ることができないので特に注意が必要です。
あえてマイナーな通貨ペアで取引を行うなら、急激な為替変動で取引を行えないうちに
一気に口座残高がマイナスになってしまった、しかも一瞬で為替レートが30%近くも変動してしまったスイスフランショックのような事態に直面してしまう可能性も考慮しておきべきでしょう。
中、長期の取引ではレバレッジを控えめに
土日を跨ぐような取引を行っている場合、週末に大きな事件が起こってしまえば、週明けに大きく動いた為替レートから取引が始まってしまうことになります。
レバレッジを上げてギリギリの証拠金で取引を行っていれば、借金になるほどではなかったとしても強制ロスカットとなってしまう可能性もあります。
その日の内に取引きを終える短期の取引ではそこまで気にする必要はないかも知れませんが、土日を跨ぐような中・長期の取引では窓明けに備えてレバレッジを抑えるなどして証拠金に余裕を持たせておきましょう。
予備の口座を用意しておく
FX会社の取引システムにトラブルが起こってしまった場合、システムが回復した時点の為替レートで取引が成立してしまう可能性があります。
FX会社が責任を負って損失を補填してくれる可能性もありますが、保障の有無や内容、時期に関しては起こってみなければ予想もできません。
しかし、メインの口座が取引不能になった場合でも予め予備の口座を用意しておけば、取引できないメイン口座のポジションと反対のポジションを予備の口座で建てることができ、損失を最小限に抑えられる可能性があります。
FX会社が万全の体制で取引システムの運営を行っていたとしても、想定外のトラブルは避けられません。
万が一のシステムダウンに備えて予め予備の口座は用意して置きましょう。
自ら借金して取引してしまう人も
FXにのめり込みすぎて常に取引を行っていないと落ち着かなくなり、日常生活に支障をきたしてしまうような人の中には、自ら借金をして取引を行ってしまう人も居ます。
こうなってしまうとすでに資金がマイナスの状態から取引を始めることになってしまうので、利益を狙うにしても借金の利息も考慮しなければならず、通常よりもハードルが上がってしまい、どんどん無茶な取引をするようになってしまいます。
無茶な取引で含み損を抱えてしまい、損切の決断を行うことができずに強制ロスカットを避けるために新しい借金を・・・・
などとなってしまっては目も当てられませんね。
FXでは平常心で取引を行うことが何よりも重要になります。
借金での取引は絶対に避けましょう。
FXで借金にならないためのまとめ
・FXの取引で借金になる可能性はほとんどない
・資金がマイナスにならないように強制ロスカットで取引を終わらせてくれる
・証拠金がマイナスになる可能性があるのは数年に一度の急変に巻き込まれた場合
・強制ロスカットが間に合わなければ資金がマイナスになる可能性も
・そもそも強制ロスカットされないように損切り注文を入れておく
・週末を跨いだ取引には注意
・中長期の取引ではレバレッジを抑え目に
・システムトラブルで取引できないうちにレートが急変する可能性も
・システムトラブルに備えて予備の口座を用意しておこう
・流動性の低い通貨ペアは要注意、急変に巻き込まれればとんでもないマイナスになる可能性も
・FXは平常心が重要、自ら借金しての取引は絶対にNG
・マイナスからスタートしては冷静な判断は下せない
以上、FX取引で借金になってしまう可能性やそうならないためのポイントや注意点をご紹介しました。
現在、FXの取引で借金を背負ってしまう可能性はほとんどありません。
しかし流動性の低い通貨ペアで取引を行っていた場合、数年~数十年に一度の急変に巻き込まれてしまえば大きな利益を狙えるる可能性がある反面、取引が成立せず、想定以上の損失が出たりFXで借金を背負ってしまう可能性が上がることになりかねません。
あえて流動性の低い通貨ペアで大きな取引する必要性は少ないと思いますが、取引量の多いメジャーな通貨ペアを避けて流動性の低い通貨ペアで取引を行う場合は、万が一のリスクをしっかりと理解しておきましょう。