FXの取引手法は人によって異なる。初心者おすすめの簡単な選び方とは
FXの取引手法は様々ですが、人によって自分に合った取引手法は異なっています。
闇雲に覚えるだけでは取引がうまく行かないことも。
ここではFXばかりと言う人のために、取引手法を選ぶ際のポイントやどのように手法を選んでいったらいいのかなどをご紹介したいと思います。
また↓はウィキペディアでの外国為替証拠金取引解説です。
外国為替証拠金取引:Wikipedia
日本では、投資商品としては、外国為替証拠金取引と差金決済取引 (CFD) は区分されているが、実際は、外国為替証拠金取引は差金決済取引 (CFD) の一種でもある。
目次
FX初心者おすすめ取引手法の簡単な基本
取引手法の種類は様々
FXの取引手法は様々でチャートパターンや取引テクニックなどが様々な媒体、書籍やネット等で紹介されています。
最も良く使われるのはテクニカル分析で移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表やRSI等などテクニカル指標と呼ばれるインジケーターをチャート上に表示して値動きを予想する方法です。
このような取引手法は非常に魅力的でFXを始めたばかりの頃は必勝法のように感じて手当たり次第に覚えたくなってしまいます。
しかし取引手法は単純に覚えれば良いというものではありません。
手法をたくさん覚えたからといって、すぐに勝てるようになるというものではないのです。
当然様々な手法を覚えることはいいことなのですが、覚えただけではその手法を使いこなすことはできません。
FXの取引手法は単純に覚えるだけでなく、実際に取引で試しながら自分の物にしたり自分に合った手法を見つけることが重要となります。
FXの取引手法は大きく分けると2つだけ
FXには売買のタイミングを予想するための手法はたくさん存在していますが、どの予想方法も大きく2種類に分けることができます。
1つは相場の大きな流れに乗って利益を狙う順張りで取引を行う手法。
もう1つは相場の流れが変わるタイミングを予想して、相場の流れに逆らった取引を行う逆張りの手法です。
チャートパターンやテクニカル分析など種類は様々ですが、そのどれもが大きな流れに乗るための順張りのタイミングを判断するか相場が反転するタイミングを見極めて逆張りのするタイミングを判断するのかの二つに分類されることになります。
トレードがうまく行かず損失が出てしまうとついつい別の手法を探したくなりますが、取引がうまく行かないのは使っている手法が現在の相場の状況にあっていなかった可能性もあります。
せっかく覚えた手法も失敗したからといって、すぐにあきらめてしまうのはもったいありません。
相場にあっていない取引手法を選んで使っているだけと言うこともよくあることなので、まずは自分の覚えた取引手法が順張りを狙う物なのか、逆張りを狙う物なのかを確認しましょう。
現在の相場は順張りで利益を狙いやすいトレンド相場なのか、それとも逆張りで利益を狙いやすいレンジ相場なのか、と言うことをしっかりと見極めて、相場の状況にあった取引手法を使うように心がけてみましょう。
自分に合ったFX取引手法を探そう
取引手法は大きく分けて2つしか存在しません。
相場の状況に合わせて使い分けられるのが理想的ではありますが始めたはかりではそんなに上手くは行かないものです。
まずは順張りと逆張り、どっちの取引が自分にあっているのかを考えて取引手法を選んでみましょう。
順張りに適した人
まずは相場の流れに沿った、トレンドに乗って利益を狙う順張りの取引が得意な人の特徴を確認してみましょう。
順張りの取引ではトレンドに沿った取引を行うことになるので、狙える利幅も大きなものになりやすくなっています。
しかし、相場の値動きは一定の方向の動き続けるといったことは非常に稀で、トレンド中であったとしても上昇と下降を繰り返しながらチャートが進行していくことになります。
当然、小さな反転が頻繁に起こることになるのですが、少しでも利益が出ていると多くの人が利益を確定したくなってしまいます。
この目先の利益をすぐに確定したくなる心理はプロスペクト理論と呼ばれるものでFX世界では負けやすい考え方として広く知られているものです。
順張りの取引が向いているのは、こうした一時的な値動きの反転に惑わされずに自分が使っている取引手法を使って予想したタイミングまでじっくりと待ってから腰を据えた取引で利益確定を行ことができる人といえるでしょう。
少し反転しただけで利益を確定してしまう人には順張りの取引は向いていおらず、意識的に取引手法にもとづたタイミングまで利益確定を遅らせる必要があるので注意して売買を行いましょう。
逆張りに適した人
逆張りの取引では相場の流れに逆らって値動きの反転するタイミングを狙うことが必要となります。
順張りの取引では多少の反転に動じない待ちの取引が重要でしたが、逆張りの取引では、上下の細かな値動きに対応できる切り替えの早さが求められることになります。
日本人は逆張りの取引を行う人が多いと言われているので、多くの人は順張りより逆張りに向いているのかもしれません。
しかし、相場が反転する逆張りのタイミングを見極めるのは、相場の流れに乗る順張りの取引より難しいといわれています。
なぜなら、一度トレンドが発生してしまうとその流れが続く可能性のほうが高く、反転を狙った売買を行う場合、どうしても勝率が低くなってしまうからです。
そのため逆張りで安定した利益を狙うためには、反転のタイミングが予想しにくいトレンド相場ではなく反転のタイミングが予想しやすい上下の値動きを繰り返すレンジ相場で行う必要があります。
トレンドの発生中に逆張りを行った場合は予想が外れて大きな損失を抱えてしまうことも珍しくないので、逆張りの取引は一定の値幅内で反転を繰り返すようなレンジ相場のときに行ったほうがいいでしょう。
素早く判断を行うことになる逆張りの取引では長時間取引を行っていると判断力が鈍ってくる可能性もあります。
判断力が落ちてくるととんでもない取引を行ってしまう事もあるので、思わぬ損失が出る前に疲れたら休憩を挟んで無理のない取引を心がけましょう。
FX取引手法を選ぶときの注意点
取引の手法を覚えるだけになってしまう
FXを始めたばかりだととにかく色々な取引手法を覚えようとして頭に詰め込めるだけ詰め込んでしまおうとする人が少なくありません。
そして色々な手法を少しずつ試して、失敗したら次の手法と言うように次々と手法を使い捨てにすることになります。
FXの取引手法は知識として仕入れただけですぐに勝てる様になるといった類のものではありません。
知っていることと取引で使えると言うことは全く別のことなのです。
FXの取引手法は実際の取引で何度も試したりチャートで取引手法の当てはまるタイミングを探してみて、その後の値動きがどうなっているのかを確認したりしながらその取引手法を自分がしっかりと使えているのかを確認することが必要となります。
過去の取引を見返して負け越していたり過去のチャートに当てはめてみても、その後の値動きが予想通りになっていない場合、取引手法が相場の状況にあっておらず負けてしまっている可能性があります。
自分がその取引手法を理解できておらず正しく使えていないだけと言う可能性もあるのです。
FXで勝つための取引手法はそんなに甘い物ではありません。
知っていることと取引で使えることは全くの別物で、取引手法を覚えるだけでは時間とお金の無駄になってしまいます。
取引手法をただ覚えるだけにならないように実際に取引で試し、取引結果を見返して結果が思わしくない場合は過去のチャートを分析してどの程度予想があっているのか確認するなど、自分が正しく取引手法を使えているのかなど確認するようにしましょう。
まずは1つの取引手法を徹底して使ってみよう
FXを始めばかりなのに、いきなり複数の取引手法を同時に試そうとしてしまうと、どの取引手法も中途半端になってしまいます。
慣れないうちは1つの手法に絞って取引を行いましょう。
もちろん色々な手法を覚えることは悪いことではありません。
様々な取引手法を知ることは、自分に合った取引手法を見つけるためにも大切になります。
自分が順張りの取引に向いているのかそれとも逆張りの取引に向いているのかをしっかりと考えて覚えた手法の中から「自分が使ってみたい」「自分に合っていると思える」取引手法を1つ選んで取引を行えばいいのです。
手法を1つ選んだら後は、その手法で取引を繰り返すだけです。
その手法の売買ポイントにしたっがって徹底的に取引を繰り返してみましょう。
損失が気になり実際の取引を繰り返すのは不安と言う場合は、過去のチャートで売買ポイントを探してもしそのタイミングで取引を行っていたらどうなっていたのか調べてみるのも有効な練習法となります。
実際の取引や過去のチャートで売買ポイントを探したりしていると徐々にその手法を使うべきタイミングがつかめる様になってきます
始めのうちは過去のチャートで売買のタイミングを探してもその後の予想が当たらないことのほうが多いということもあるかもしれません。
しかし、何度も取引や検証を繰り返すうちに取引がうまく行くタイミングなどが見えてくるようになります。
まずは1つの手法で繰り返し練習して、マスターするまで徹底的に使い込んでみましょう。
取引手法を正しく使うタイミングさえつかめれば安定したトレードで継続的な利益を狙えるようになるはずです。
初心者向けの簡単おすすめなFX取引手法の選び方まとめ
FXの取引手法は様々ですが取引手法は大きく分けて順張りと逆張りの二つしかありません。
取引手法を選ぶ前にまずは自分が順張りの取引に適しているのか、それとも逆張りの取引に適しているのか考えてから手法を決めるようにしましょう。
FX始めたばかりでは、同時に複数の手法をマスターするということは非常に困難です。
多くの手法を覚えることは悪いことではありませんが手法を覚えるだけになってしまうと時間とお金を無駄に消費する結果になってしまいかねません。
一通り手法を調べたら自分にあった手法を1つ選んで、まずはその手法を徹底的に練習してみましょう。
FXで利益を狙うためにはその場の判断ではなく、予め決めた取引のルールに従って取引を繰り返すということが何よりも重要となります。
とっさの判断で人間の心理的な作用によって負けやすい取引を行う可能性が高くなってしまいます。
このような負けやすい判断を行わないためにも多少のことでは動揺しないように自分が使っている取引手法を信じられるくらい、手法の実践や過去のチャートを利用した手法の検証を行いましょう。
自分がその手法で売買を行えば取引結果がプラスになるという自信を持って取引を行うことができるようになれば継続して安定した利益を狙うことができる様になるでしょう。