ボラティリティーとは?FX通貨ペアごとに大きな違いが
相場の話しをしているときに「ボラティリティー」と言う単語を聞いたことはありませんか?
「最近はボラティリティーが高い」や「ボラティリティーが低くて取引できない」などと言う使われ方をするこのボラティリティーは、相場の世界では資産価値が変動する度合いを表すときに使う言葉でボラティリティーの度合いはそのときの取引結果や利益の大小に大きな影響を与える要素の一つとなっています。
ここでは、取引結果に与える影響が大きいFXのボラティリティーについてご紹介します。
また↓はウィキペディアでのボラティリティ解説です。
ボラティリティ:Wikipedia
金融工学においてボラティリティ(英: volatility)とは、広義には資産価格の変動の激しさを表すパラメータ。
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目次
ボラティリティーとは
ボラティリティーは変動の激しさを表す変動率を意味する言葉です。
相場の世界では状況によって取引レートが変動することになりますがその値下がり、値上がりといった価格変動の割合、勢いや激しさをボラティリティーと呼んでいます。
投資商品によっては、ボラティリティーを実際に変動したパーセンテージで表されることもあります。
一般的に価格の変動幅が大きければボラティリティーは高くなり、反対に変動幅が小さければボラティリティーは低くなる、ということです。
大きなトレンドが出てレートが大きく変動しているときは「ボラティリティーが高い」、狭いレンジで続いているレンジ相場の場合は「ボラティリティーが低い」と言うように使われています。
FXでのボラティリティーは取引する通貨ペアによって基準となる変動幅が大きく異なります。
ドル円とポンド円のように変動が激しいといわれている通貨ペアのボラティリティーを比較してみると、
ポンド円のボラティリティーがドル円の2-3倍になることも珍しくはありません。
元から値動きの激しいポンド円では数時間で数円程度の為替変動は日常茶飯事となっています。
ドル円に比べて数倍大きな値動きも普通の値動きとなるので通貨ごとの通常でも起こりえる値動きの範囲が異なることになります。
つまり、通貨ごとにボラティリティーの基準も大きく異なることになります。
通貨ペアごとに大きな違いが
ボラティリティーは標準偏差を元に複雑な方法で計算されている、ヒストリカル・ボラティリティーのようなものもありますがFXでは単純に値動きの大きさを表す言葉としてボラティリティーが使われています。
値動きの幅を表すPipsに注目して、通貨ペアごとにどの程度の値動きが起こったのかを比較することでボラティリティーの高低を計ることになります。
値動きが起こったPipsが大きければ大きいほど大きな利益を狙えるチャンスとなりますね。
大きな利益を狙いたい場合は、値動きの大きい通貨ペアで取引を行ったほうが効率的と言うことになります。(その分損失にも注意する必要はありますが)
ボラティリティーはFXの取引において、トレンドの発生や終了を判断するための重要な指標にもなっています。
ボラティリティーを分析して、どの通貨が世界の注目を集めているのかといった今話題の通貨ペアを見つけ出し、通貨ペア選びに是非役立てましょう。
値動きが大きい通貨ペアを狙う意味とは
毎日大きなPipsで値動きが起こる通貨では、同じ期間で取引を行ったとしても狙える利幅が大きく違うことになります。
たとえばPipsで表した値動きが倍違ったとすれば、同じ資金で同じ期間の取引を行う場合を考えると狙える利益も二倍になるということになります。
逆に値動きの幅が小さければ大きな利益を狙うことが難しくなってしまい、小さな利幅で取引を終えるか、倍の時間をかけて同じだけの利益を狙うことになってしまいます。
こう考えると値動きの通貨は効率が悪く見えてしまうので大きな利幅を狙いたいを場合は値動きが大きな通貨ペアを選んだほうが良いでしょう。
単純な値動きの幅に値注目したボラティリティーによる通貨ペア選びは、取引を行う人の好みにもよりますが、リスクを通って短時間で利益を狙いたいと言う場合は値動きの激しい通貨ペアを選んで売買を行いましょう。
逆に損失を抑えて安定した利益が狙いたいと言う場合はボラティリティーにこだわらない方がいいかもしれません。
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時間に注意!ボラティリティーが大きい時間帯
ボラティリティーに注目して取引を行う場合、時間帯によるボラティリティーの違いも重要となります。
時間によるボラティリティーへの影響も確認しておきましょう。
時間帯によるボラティリティーの違い
ボラティリティーは通貨ペアごとに大きく違うことに触れてきました。
同じ通貨ペアでも取引を行う時間によってボラティリティーが高くなったり、ボラティリティーが低く大した値動きが起こらなくなったりする場合があります。
たとえば東京時間では自国通貨であるクロス円がメインに取引されるので、ドルストレートの通貨ペア、特にユーロ/ドルやポンド/ドルといった通貨ペアは値動きが乏しくなってしまいます。
全体を見れば非常に取引量の多いユーロ/ドルの取引といえども、市場が閉まっている時間帯には極端に取引量が少なくなってしまうのです。
日本は日中でも、通貨を発行している国の為替市場が開いているとは限りません。
通貨ペアのボラティリティーは通貨を発行している国の市場が、開いているのか閉まっているのかによっても大きく上下することになります。
そのため、高いボラティリティーを狙うには、取引量が多い通貨発行国の市場が開いている時間帯に取引を行うようにしましょう。
東京時間はアジアやオセアニアの市場を中心とした時間帯になってしまいます。
ドルストレートの通貨ペアで大きなボラティリティーを狙いたい場合は、ロンドン時間やニューヨーク時間など狙っている通貨ペアに合わせて、夕方から夜に掛けて取引を行うようにしましょう。
大きなボラティリティーを狙いたい場合は取引を行う時間帯も重要になるので、覚えておきましょう。
ボラティリティーを利用したテクニカル指標とは
ボラティリティーを計算する際には標準偏差といった考えを用いるのですが、その標準偏差を利用したテクニカル指標も存在しています。
それが非常に有名なテクニカル指標であるボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドでは移動平均線も利用しており、平均の為替レートからどのくらい現在のレートが離れているのか、といったことが一目で把握できます。
平均からどのくらいは慣れているのかといった目安となる距離にはラインが引かれているので、一目見ただけで、どのくらいの勢いで為替変動が起こっているのかが、非常に判別しやすくなっています。
それぞれのラインが支持線や抵抗線として働きやすく、反発のタイミングや大きなトレンドの発生など売買のサインもシンプルでわかりやすいので、ボリンジャーバンドの売買サインは覚えておいても損はしないでしょう。


ボリンジャーバンドを利用したトレード法
ボリンジャーバンドの基本的な形はたったの3種類です。
「スクイーズ」「エクスパンション」「バンドウォーク」と呼ばれているのでそれぞれを確認してみましょう。
スクイーズ
スクイーズとはボリンジャーバンドのライン同士の間隔が狭くなっている状態でレンジ相場のときに見られることが多い形になっています。
スクイーズでは上下を往復しながら反発を繰り返すことになるのでライン付近での逆張りによるトレードが有効となります。
一般的に取り上げられているボリンジャーバンドによる取引手法は、この考え方に基づいた物でしょう。
しかしスクイーズが起こっている状態ではボリンジャーバンドの間隔が狭くなった分、値動きが起こる可能性が高い値幅も狭くなることになります。
ボラティリティー的には低い状態を表しており、反発を狙ったとしても十分な利幅を確保できない可能性も高いです。
取引前に利益を狙えるだけの値動きの幅を見込めるか、しっかりと確認しておきましょう。
闇雲に反発を狙っても狙える値幅が小さければ、取引を成功させても利益が出ないばかりか損失が出てしまう可能性もあるので注意しましょう。
エクスパンション
スクイーズとは逆に、ボリンジャーバンドで引かれたライン同士の間隔が広がっている状態をエクスパンションと呼んでいます。
ボリンジャーバンドは、スクイーズとエクスパンションを繰り返しておりエクスパンションの発生はレンジ相場がトレンド相場に切り替わったことを示しています。
エクスパンションが発生すると上下両方のライン同士の間隔が拡大していくのでエクスパンションを確認したらトレンドフォローに徹して逆張りでの取引は控えたほうがいいでしょう。
バンドウォーク
エクスパンションが発生するとチャートがボリンジャーバンドによって引かれたラインに沿うように推移することがあります。
このボリンジャーバンドに沿うようにしてチャートが進行している状態がバンドウォークです。
エクスパンション中のバンドウォークは非常に強いトレンドの発生を示唆しているので、トレンドに沿った取引をいっそう心がけましょう。
安易に逆張りを行うと大きな損失を抱えてしまう可能性もあるので、特に注意が必要になります。
バンドの傾きを利用する方法も
トレンドが出ていてもボリンジャーバンドの状態がスクイーズやエクスパンションでもない場合は、ボリンジャーバンドの傾きを利用して取引を行う方法も存在しています。
基本的には、ボリンジャーバンドが右上がりなら買いボリンジャーバンドが右下がりなら売りで取引を行うことになります。
この取引方法ではバンドウォークほど強いトレンドが発生していないのでライン付近での反発には特に注意して、細かく利益狙えるような取引を行うと良いでしょう。
ボラティリティーのまとめ
ボラティリティーはFX限らず、様々な取引が行われる相場の世界では重要な特に重要な考え方になります。
FXで一般に使われるボラティリティーは単純な値動きの大きさに着目した物で非常にシンプルですが、取引を行う通貨ペアや通貨ペアごとの取引量が多い時間帯など様々な要素によってその高低が決まっています。
時間足ごとのボラティリティーを分かりやすくまとめているFX会社もあるので、ボラティリティーに注目して取引を行う場合はチェックしてみましょう。
あまりにボラティリティーが低ければせっかく予想が当たっていたとしても利益に繋がらない可能性が高くなってしまいます。
狙える値動きとボラティリティーの高さによるリスクを天秤に掛けて、自分に合った利益を狙いやすい通貨ペアや、取引する時間帯を探してみましょう。

