世界で最初のテクニカル!?ダウ理論とは

テクニカル分析の先駆け「ダウ理論」とは

皆さんはダウ理論と言うものは
ご存知でしょうか?

ダウと言うとアメリカの平均株価を
思い浮かべてしまうかもしれませんが

ダウさんが提唱したチャート分析法は
平均株価だけではありません

ここではテクニカル分析の先駆けとなった
ダウ理論についてわかりやすくご紹介します

また↓はウィキペディアでのダウ理論解説です。
ダウ理論:Wikipedia

ダウ理論(Dow Theory)とは、チャールズ・ダウが提唱した市場での値動きを評価するための理論である。

FXって何と言う人はこちら

ダウ理論

ダウ理論

ダウ理論は提唱者はアメリカのジャーナリストで
証券アナリストでもあるチャールズ・ダウさんです

彼はジャーナリストとしての取材経験から
「株価は全ての自称を織り込む」という
ダウ理論を提唱し、テクニカル分析の
先駆者となりました

百年以上前に株式相場で提唱された
ダウ理論ですが、現在でも株式相場に限らず
FXや他の様々な相場で活用
されています

百年前の理論なんて大丈夫?

と感じてしまうかもしれませんが

同時期にダウさんによって発行された
ウォールストリート・ジャーナルに掲載されている

ダウ平均株価は現在でも
証券関係者に広く活用されています

相場を分析する方法に時間の流れが
大きな影響を与えることは無いと
言えるでしょう。

ダウ理論はFXでも使えるのか?

ダウ理論は元々株価を
分析するために考案されました

FXや他の相場予想に使うことが
できるのでしょうか?

相場は市場に参加した人たちの
集団心理によって形成されていきます

テクニカル分析が機能する
理由の一つとして

多くの市場参加者たちが分析結果を
意識していることによって、

分析結果に基づいた値動きが
起こりやすいからと言うことがあげられます

簡単に言えば多くの人が使っている理論の方が
相場に理論に基づいた影響を与える可能性が
高い
ということです

その点で、百年前から現在まで使われている
ダウ理論は多くの市場参加者が取引を行う時に
意識している有効なテクニカル分析といえます

FXでも市場参加者のの多くが
この理論を意識して取引を行っている
ので、

株式市場に限らずFXや他の相場でも
有効に使うことができることになります。

ダウ理論だけで必勝と言うわけには
行きませんが

ほとんどの人が知っている理論を
知っているのと知らないで取引するのでは
取引結果への理解度が大きく変わってしまいます

テクニカル分析の元祖ともいえる
ダウ理論をおさえておくことは

今後の取引にいい影響を与えてくれるはずです

ダウ理論とは

チャート重視の相場分析

ダウ理論は六つの基本法則によって
構成されています

・平均は全ての事象を織り込む
・トレンドは三種類ある
・主要トレンドは三段階からなる
・平均は相互に確認されなければならない
・トレンドは出来高でも確認されなければならない
・トレンドは明確なシグナルが発生するまでは継続する

これだけみても内容が良くわからない物が
多いので、ひとつづつ内容を確認していきましょう。

平均は全ての事象を織り込む

相場の取引レートは色々な要因で
常に変動しています

変動する要因は世界経済の動向から
テロや自然災害などの突発的な出来事、
取引を行う個人の思惑まで様々ですが、

それらの要因すべてがチャートの
取引レートに反映されていきます。

FXではチャート以外で値動きを予想する
ファンダメンタルズといった分析法もありますが

ダウ理論ではそういった事象も
全てがチャートに反映されるので、
チャートの分析を非常に重視しています

乱暴に言えばどうせ取引レートに反映されるのだから
チャートを分析すればいい、と言う考え方になります

実際に様々な要因を複合的に判断して
値動きを予想するのは、プロの経済アナリスト
でも困難
です

チャートに注目するこの理論は
多くの投資家にとって使いやすい
分析法といえるでしょう

トレンドは三種類ある

ダウ理論ではトレンドを重視して
価格変動を分析していきます。

そのトレンドは期間によって大きく
三つに分けられると考えられています

主要トレンド

一年から数年のサイクルで起こる長期のトレンド

二次トレンド

三週間から三ヶ月のサイクルで起こる中期のトレンド

少トレンド

三週間未満のサイクルで起こる短期のトレンド

トレンドは期間によって
FXで言えば時間足ごとに
存在しています

ダウ理論では期間ごとに違う
それぞれのトレンド方向を
意識しながら取引を行

ことになります

短期の取引では期間設定を見直そう

FXでの短期取引ではダウ理論の期間設定を
そのまま当てはめても有効とはいえません

自分の取引間隔に合わせて
主要トレンドや二次トレンドなどの期間を
調整
してトレンドをそれぞれのトレンドを
意識できるようにしておきましょう。

主要トレンドは三段階からなる

ダウ理論では市場参加者の動向によって
先行期、追随期、利食い期の三つの段階で
構成されると考えられています

それぞれの特徴を確認してみましょう。

先行期

先行期は市場に対する悪材料が
全て織り込まれたと判断できる時期で

少数の投資家達が底値や天井で
ポジションを仕込む時期になります

この段階では天井や底値を狙った投資家達が
大きな値幅を取ろうと取引を行うことになりますが、

トレンドの転換を見極める必要があるので、
逆張りの取引となってしまい、多くの投資家は
この段階で次のトレンドに沿ったポジションを
取るのは難しいでしょう

追随期

追随期では市場の価格変動を確認した
市場参加者がトレンドに沿った取引を
行い始める時期になります

この段階では
多くの投資家が価格変動からトレンドを
察知することができる様になるので、

トレンドに乗って取引を行おうとする者が増えていき
大きな値動きが起こりやすい時期になります

チャートでトレンドを確認してから
取引を行える時期なので

判断が難しい先行期に比べると
一般の投資家でも利益を狙いやすい
時期といえるでしょう。

利食い期

追随期での大きな変動がさらに多くの人に注目され
初心者を中心とした多くの投資家達がトレンドに
乗りたいと考えてしまう時期が利食い期です

トレンドに乗りたいと考える
投資家が大量に参加してくる一方で

名前の通り先行期や追随期でポジションを
持っている投資家達は利食いのタイミングを
狙っている
時期でもあります

この時期はトレンド方向への値動きも起こりますが
利確による今までのトレンドと逆方向にも
大きな値動きが起こるようになり

利確の値動きに耐えられず損切りする投資家が増えれば
トレンドが転換して次のトレンドを形成することになります

この段階になるとまた底値や天井を狙った
投資家が新たなポジションを持ち始め
先行期、追随期と相場のサイクルを
繰り返していくことになります。

時期ごとに取引を行う人の特徴は?

まず先行期で取引を行っている人は
底値や天井でポジションを持ち
大きな利益を狙おうと考えている人です

この段階で取引を行うためには
トレンドの転換を察知する必要があるので、
逆張りの取引となってしまう可能性もあり
一般的にはハイリスク、ハイリターン
なってしまいます。

トレンドの転換を見極めるられる自信がある
限られた人だけが安定した利益を上げることが
できる時期
、ということになるでしょう

次に追随期ですが、この時期になると
トレンドの発生をチャートで確認することが
できるようになっています。

先行期に比べれば、狙える利幅が小さく
なってしまいますが、この時期でも十分に
利確のポイントを探ることが可能です。

トレンドに沿った取引を行えるので、
先行期よりもリスクを抑えられ

多くのトレーダーはこの時期に取引を行い
安定した利益を狙う
ことになります

最後に利食い期ですが、この時期に
トレンドに乗ろうとしても、利益を
得ることは難しい
時期となります

相場はトレンドが転換し始める局面に
差し掛かっているので、他のトレーダーの
利確や次の追随期での仕込みによる値動きで
損失を抱えてしまう可能性が高くなります

この段階でトレンドに乗ろうとしても
利益を狙うには手遅れの時期になっているので
あせらず次のトレンド発生を待ったほうが懸命でしょう

それぞれのイメージを簡単に表すと
先行期に天才とギャンブラーが取引を始め
追随期に勝ち組がどんどん参加してきて
利食い期に負け組みがポジションを取り始める
といった感じでしょうか

相場の転換を読みきる自信があれば
先行期を狙ってみてもいいかもしれませんが

安定して利益を狙うためには追随期での
エントリーを心がけましょう

ポジションを持つ前に先行期や追随期を意識して

もし自分がポジションを持っていたらどの辺りで
利確するのかをしっかり考えてから取引を始め、

間違っても利食い期でエントリーしてしまわないように
気を付けましょう

平均は相互に確認されなければならない

これは複数の平均指標が存在する場合、
トレンドが発生しているなら、その両方で
トレンドを示唆するシグナルが出現する

という考え方で

両方でシグナルが発生すればトレンドとして
捉えることができ、発生時期が近いほど
強くトレンドの発生を示唆している
と言うことになります

ダウが活動していた約100年前のアメリカでは
工業生産が盛んになると輸送のための
鉄道が整備されるという時代でした

工業生産の好、不調が
鉄道の経営に影響を与えていたため

工業株平均と運輸株平均によって
トレンドを判断していました

FXでは通貨の価値に影響する
平均指標を全て特定するのは困難ですが、

クロス円の通貨ペアは
日経平均株価と連動しやすいなど
値動きに影響がある平均指標も
存在しているので、

取引に慣れてきたら
自分が取引している通貨ペアと
関連性が高い平均指標をチェック
してみるといいかも知れません

トレンドは出来高でも確認されなければならない

ダウはトレンドの発生を確認する場合
終値の変動を重視していましたが
取引量である出来高の推移も重要と
考えていました

出来高はトレンドに多少の影響を受け
トレンドに沿った値動きでは取引量が増加し
トレンドに反した値動きでは取引量が減少する
と言う特徴があるようです。

多くの投資家は主要トレンドに沿った取引を行い
二次トレンドや少トレンドで利益を狙うのは
少数派と言うことなのでしょう

これを利用すれば出来高によって
トレンドの強さなどを判断する材料に
なるはずですが、FXでは直接出来高を
確認することが難しい
ので

プライスアクションなどで値動きの
頻度を確認して取引量を推測するしかありません

この原則はFXでは活用しづらいので
あまりに値動きする回数が多かったり
逆に値動きが少なかったりしたときだけ
気にするようにすればいいでしょう。

トレンドは明確なシグナルが発生するまでは継続する

これは相場で発生しているトレンドは
明確なシグナルが現れるまで継続し続ける
といった考え方です

まずはダウ理論でのトレンドや
トレンドの転換シグナルを
確認しておきましょう

トレンドとは

ダウ理論でのトレンドは
チャートの上値と下値に注目して
考えます

上昇トレンドと下降トレンド

上値と下値が切り上がり続けていれば上昇トレンド

上値と下値がきり下がり続けていれば下降トレンド

と判断することができます

トレンドに沿った取引は利益を得やすく
トレンドに逆らった取引で利益を得るのは
難しいので、上値と下値を確認して
トレンドに沿った取引を心がけましょう

トレンドの転換シグナル

ダウ理論ではトレンドの
転換シグナルが出るまでは
トレンドが続く
と考えられています

トレンド終了のシグナルは単純で
トレンドの条件が崩れた場合になります

上昇トレンドから下降トレンドへの転換

上昇トレンドでは
上値や下値が切り上がらなければ
トレンドの終了を示唆することになり

そのままもう一方もきり下がってしまえば
トレンドの転換を示唆することになります

ダウ理論ではトレンドの終了や
転換の判断が明確です

チャートだけでシンプルに
トレンドを判断することができるので
実際の取引でトレンドの判断に迷うことが
なくなり自信を持ってトレンドに沿った
取引を狙うことができるようになるでしょう

ダウ理論まとめ

ダウ理論は百年以上前に提唱された理論ですが
現在でも多くの人が取引に利用しているので、
まだまだ有効に使うことが可能になっています

トレンドの判断やエントリーのタイミングを
見極めるときに非常に役に立つ考えかたなので
基本的な原則だけでもしっかりと覚えておきましょう

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運営者:小林 徹
株式会社モフピュアにて超入門FXブログを担当しています。
初心者の頃はチャート見ただけで面倒さから拒否感が出てましたが。その経験を生かした楽しく分かりやすい解説を心がけています。
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