数学の世界で「フィボナッチ数列」というものがあります。
FX取引ではチャート分析することが非常に大事ですが、フィボナッチを活用すると効率的に分析を行うことができます。
数学が苦手!という方も大丈夫!難しくなく分析ができて非常に役立つ手法なのでぜひ覚えておきましょう!
フィボナッチによる黄金比
黄金比といったものを耳にしたことはあるでしょうか?
黄金比は自然界の物に多く存在している比率で、黄金比でかたどられた物を私達が目にすると不思議と美しく感じてしまうそうです。
この黄金比の特性は、歴史的な建造物や芸術作品など様々な分野で利用されており、最近ではツイッターのロゴマークでデザインに使われるなど、その普遍的な美しさは現在でも変わることはないようです。
私達が自然と意識してしまう黄金比ですが、FXでも黄金比と関わりが深いテクニカル分析が開発されています。
このテクニカル分析はフィボナッチと呼ばれ、フィボナッチを使うと相場の反転ポイントや利確ポイントなどを予想することが可能になります。
ここでは黄金比とかかわりが深いテクニカル分析、フィボナッチの使い方やポイントなどをご紹介したいと思います。
また↓はウィキペディアでのフィボナッチ数解説です。
フィボナッチ数:Wikipedia
フィボナッチ数(フィボナッチすう、英: Fibonacci number)は、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ(ピサのレオナルド)にちなんで名付けられた数である。
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目次
フィボナッチとは
フィボナッチと言うのはとある数学者の名前です。
フィボナッチ数列と言う名称を一度くらいは聞いたことがあるでしょうか。
FXのテクニカル分析でのフィボナッチは、フィボナッチ数列から得られるフィボナッチ比率と言うものが利用されています。
まずはフィボナッチ数列から解説していきましょう。
フィボナッチ数列とは
フィボナッチ数列は0と1から始まり、直前の二つの数の和が次の数になる数列で
0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377,・・・
と続いていきます。
FXでは、この数列から一定の法則で計算される比率を使ってテクニカル分析を行うことなります。
フィボナッチ比率
フィボナッチ比率はフィボナッチ数列から割り出される比率のことです。
数列上の数字を1つ後の数字で割った0.618(144/233)
数列上の数字を2つ後の数字で割った0.382(34/89)
数列上の数字を3つ後の数字で割った0.236(55/233)
数列の最初は少しずれた値が出るかと思いますが、数列が進むにつれてこの比率に近づいていきます。
この比率に1から0.236を引いた0.764、1÷2の0.5、0、1を加えて
0%,23.6%,38.2%,50%,61.8%,76.4%,100%
が代表的なフィボナッチ比率となります。
この中で特に重要なのが0.618、0.5、0.382の三つで、0.618は黄金比として広く知られています。
フィボナッチ比率と黄金比
フィボナッチ比率の一つである0.618は黄金比として広く知られています。
黄金比は自然界に数多く存在し、多くの人が心地よく感じる特性から歴史的建造物や芸術作品など幅広く利用されてきました。
相場の世界でも値動きが起こると、半戻し等と同じく3分の1戻し等と言われることがあり、値動きの三割や六割付近の黄金比に近い割り合いが意識され続けてきました。
こんなところでも威力を発揮する黄金比には、無意識のうちに影響されてしまう力があるのかも知れませんね。
FXでのフィボナッチ比率
フィボナッチ比率が使えるのは?
フィボナッチ比率の割合に沿って相場の価格変動が起こることが多い理由は明確にはなっていませんが、黄金比を含むフィボナッチ比率は多くの人が無意識うちに心地よく感じる比率となっています。
これを相場の世界に当てはめると、チャートの形がフィボナッチ比率に当てはまったときに直感的に多くの人がいい形、すなわち売買の頃合いであるかのように感じてしまい、無意識のうちに売買してしまうポイントになっているのかもしれないということです。
さらに現在ではフィボナッチ比率によるテクニカル分析が広く使われるようになっています。
テクニカル分析は使っている人が多ければ多いほど、そのポイントに売買の注文が集中することになります。
結果として支持線や抵抗線としての働きが強くなるので、テクニカル分析の信頼度が上がることになります。
無意識に売買が行われやすいフィボナッチ比率や、テクニカル分析で意識的にフィボナッチ比率に沿って売買注文を入れている人もいる現在の状況は、フィボナッチ比率の信頼度がさらに上がっている状態といえるのかもしれません。
フィボナッチ比率の役割
意識的、無意識的を問わずに多くの人が売買のポイントと考える可能性があるフィボナッチ比率は、値動きを予想する上で支持線や抵抗線として働くことになります。
売買のポイントとして意識されている為替レートでは、その為替レートに近づいたときに
反発を見越して利確やタイミングを見計らってエントリーしようと考えていたり、ラインを抜けたら損切りしようとしていたり、売買注文が集中しています。
有名なテクニカル指標では、こうして売買注文が集中することにより支持線や抵抗線としての役割がより強くなるのです。
これに加えて、無意識のうちに直感的な売買も中注する可能性があるフィボナッチでは、
より強い支持線や抵抗線として働く可能性があると言えるかもしれません。
フィボナッチ比率の使い方
フィボナッチ比率はトレンドが発生しているときに支持線や抵抗線として働くことが多くなります。
FXでの具体的なフィボナッチの使い方をみていきましょう
フィボナッチリトレースメント
フィボナッチでよく使われるのはこのフィボナッチリプレースメントで、単に”フィボナッチ”と言われている場合はフィボナッチリプレースメントのことが多いでしょう。
フィボナッチリプレースメントは、高値と安値を指定するとその値幅に対してフィボナッチ比率でラインを引いてくれるシンプルなものです。
このフィボナッチリプレースメントはトレンド発生中の相場の値動きが落ち着いたときに威力を発揮するもので、押し目買いや戻り売りなどのトレンドの値動きが一旦反転したときのエントリーポイントを探すために使うことができます。
ライン付近で反発してからの押し目買いや戻り売り、ラインを抜けてからのトレンド転換など、支持線や抵抗線として働く場合も多いのでライン付近の挙動でエントリーの判断を
するといいでしょう。
フィボナッチエクスパンション
フィボナッチエクスパンションは利確ポイントを探るときに威力を発揮するテクニカル分析です。
フィボナッチリプレースメントを使って押し目買いや戻り売りに成功したときには、フィボナッチリプレースメントで指定した高値と安値に加えて、押しや戻りの値幅を
指定することで、どの程度の利幅を狙うのかの目標をフィボナッチ比率に基づいたラインで表示してくれます。
利確ラインは61.8%、100%、161.8%が等が表示され、61.8%が使われることが多いようです。
利確ポイントに迷ったらフィボナッチリプレースメントを使ってみましょう。
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フィボナッチのポイント
高値と安値の設定
フィボナッチでラインを引く場合、高値と安値を指定することになります。
しかしこういったラインを引く場合ヒゲを含めるのか実体で考えるのか、少し迷ってしまいがちです。
実際のどちらが効果的に機能するのかは、取引通貨や取引を行う時間帯・取引する時期によっても変わってしまいます。
まずは深く考えずにラインを引いて、予想や取引を試してみましょう。
このときに重要なのが、自分が何を基準にラインを引いたのかしっかり覚えておくと言うことです。
自分が何を基準にラインを引いたのかさえしっかりと覚えておけば、後で取引を見直したときに何がよくて何が悪かったのかをきちんと分析することができます。
自分の取引を見直してどのラインの引き方なら効率よく取引できたのかを考え、自分に合ったラインを引き方を考えてみましょう。
押し目買いや戻り売りを狙う
フィボナッチはトレンド発生中の一時的な為替レートの逆行を予想するためのものです。
相場は常に一定方向に値動きすることはなく、トレンド中も常に上下に変動しながら進んでいきます。
トレンド中の押しや戻りしっかりと予想して更なる利益を狙ってみましょう。
フィボナッチの注意点
トレンドの方向に注意
テクニカル分析でフィボナッチを使う場合、相場のトレンドの方向性がわかっている必要があります。
下降トレンドなのに上昇方向にフィボナッチリプレースメントを使ってしまったりすると、分析が全く機能せず取引を成功させるのが難しくなってしまいます。
フィボナッチを正しく使うためには、最低限相場のトレンドを正しく判別する必要があるので、まずは他のテクニカル分析で相場のトレンドだけはしかっりと把握しておきましょう。
反転せずに抜けることも想定しておこう
多くの人に意識されているフィボナッチですが、フィボナッチ比率で必ず反転するというものではありません。
トレードを行うときは一つの売買ポイントに固執しないで、予想が外れた場合を想定し、実際に予想が外れたら損失を最小限に抑えて気持ちを切り替え次の取引に臨むことが重要になります。
テクニカルを過信せず、常に予想が外れた場合のことも考えておきましょう。
他にもあるフィボナッチ
リプレースメントやエクスパンションのほかにも、フィボナッチ比率を使ったテクニカル分析が数多く存在します。
他の分析法もいくつかみていきましょう。
フィボナッチファン
フィボナッチファンは指定した値幅に対してフィボナッチ比率に基づいて、傾きを浅くしたラインを引いてくれるテクニカル分析です。
このラインはトレンドラインのように支持線や抵抗線として働いてくれるので、フィボナッチリプレースメントと合わせて押し目買いや戻り売りタイミングを見計らうのに使うといいでしょう。
フィボナッチアーク
フィボナッチアークは指定した値幅に対して、フィボナッチ比率に基づいた円を表示してくれます。
フィボナッチアークはフィボナッチリプレースメントでは考慮されていなかった時間についても考えることができる分析法です。
チャートと円がぶつかるところが相場の分岐点となり、値動きが反転する可能性があるポイントになります。
フィボナッチタイムゾーン
フィボナッチタイムゾーンは指定した期間に対して、フィボナッチ数列に基づいた期間にラインを引いてくれるテクニカル指標です。
相場の変動周期にフィボナッチ数が関係しやすいと言う考えに基づいた分析ですが、さすがに期間だけで為替レートの変動を予測するのは難しいので、他の取引期間の目安程度に考えておいたほうがいいでしょう。
フィボナッチまとめ
フィボナッチ比率は黄金比とかかわりが深く無意識でも注目されてしまう可能性がある
ポイントでしたが、現在ではフィボナッチ比率が広く知られ意識的にも注目されています。
テクニカル分析では、多くの人が意識しているポイントはそれだけで相場の分岐点となり得ます。
トレンド発生中に相場が逆行して売買のタイミングに迷った場合は、押し目買いや戻り売りに強いフィボナッチ比率によるテクニカル分析を試してみましょう。