FXのRSIとは?レンジ相場の反転を予想するテクニカル指標

FXのRSIとは?レンジ相場の反転を予想するテクニカル指標
FXのRSIとは?レンジ相場の反転を予想するテクニカル指標

皆さんは買い物するときに、前と値段が変わっていたらどのように感じるでしょう?

以前より高くなっていたらちょっと購入を躊躇ってしまったり、逆に安くなっていたら思わず買ってしまったり、そんな経験がありませんか?

相場の世界でも取引レートがどのくらい高くなったのか、もしくは安くなったのかそんな割高感や割安感によって取引が行われる場合もあるのです。

そこでRSIを使えば、通貨が買われすぎているのか、売られすぎているのかの判断をすることが出来ます。

ここでは狙っている通貨ペアが買われすぎているのか、それとも売られすぎているのかを判別できるオシレーター系のテクニカル指標RSIについてご紹介します。

また↓はFXブロードネットでのRSI解説です。
RSI:FXブロードネット

RSI(The Relative Strength Index)は日本語で相対力指数と訳され、一定期間の値動きに対して上昇分の値動きが占める割合を算出し、価格の上昇の強さを数値化したチャートです。

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RSIとは

RSIとは

RSIはレンジ相場に強いといわれるオシレーター系のテクニカル指標の1つで、ローソク足チャートの下にサブチャートとして表示されます。

ロウソク足チャートの下にサブチャート として表示

為替レートの値幅に注目して、一定期間中のレート上昇を値上がり幅、レートの下降を値下がり幅と考えて、
全ての値動きの幅に占めるレート上昇の割合から買いが強かったのか、それとも売りが強かったのかを判断することができます。

RSIを取引に活用することで、一定の割合以上買われすぎていたら値下がりを期待する取引を行ったり、逆に売られすぎていたら値上がりを期待する取引を行ったりなど、為替レートの値動きの割合という分かりやすい基準を元に、売買の方針を決めることができるようになります。

レンジ相場の反転ポイントを狙おうとしてもなかなか取引が成功しないという方は、値動きの割合から相場の行き過ぎを素早く察知できるRSIで反転のタイミングを判断してみましょう。

RSIの計算方法

RSIの計算はローソク足の終値に着目して、終値が一つ前のローソク足より上がっていれば値上がり、下がっていれば値下がりとして扱います。

(一定期間中の値上がり幅)÷{(一定期間中の値上がり幅)+(一定期間中の値下がり幅)}×100(%)

RSIは以上の式で算出され、為替レートの変動幅全体の中で為替レートが上昇した割合を求めることが出来ます。

そうすることで、期間中の相場の値動きにどのくらいの勢いがあったのか一目で判断することができます。

具体的に計算してみると、1ドルが100円から101円、102円、100円、99円、100円と推移したとすると終値の値動きは、+1、+1、-2、-1、+1となることになり計算式に当てはめると、(1+1+1)÷{(1+1+1)+(2+1)}×100=50(%)となります。

RSIは簡単に言うと、期間中に起こった値動きの幅を上昇も下降も全て足して、その中で上昇した値動きの幅が何%だったのかを表している、値動きの幅だけに注目したシンプルな物です。

上昇と下降が同じ幅なら 50%、期間中、上昇し続ければ100%、期間中、下降し続ければ 0%を表すことになります。

因みに、強いトレンドが発生して一方向への値動きが続いた場合は、使い物にならなくなってしまうのでトレンド中は気を付けておきましょう。

売買のサイン

一般的にRSIが70%以上になったら買われすぎと判断して売りの取引をRSIが30%以下になったら売られすぎと判断して買いの取引を考えることになります。

RSIで売買のサインを確認したら、相場の反転を意識しながら取引を行いましょう。

相場に強いトレンドが発生している場合は、RSIが買われすぎや売られすぎの割合で固定されてしまい、売買のサインとしては全く役に立たなくなってしまいます。

RSIから相場の反転を予想して逆張りの売買のタイミングを計る場合は、トレンドが発生していないかしっかりと確認してレンジ相場のときに取引を行うようにしましょう。

RSIの設定

RSIは何本のロウソク足で終値の集計をして割合を出すのか、自分で設定することができます。

しかし、このRSIを考案したJ・ウエルズ・ワイルダー・Jrさんによると、14本のローソク足で集計をとることを推奨していたようです。

パラメーターを自己流で変更するには、考案者と同程度にRSIについて理解を深める必要があります。

期間を短くすれば反応が敏感になり、売買のサインが増えますがその分ダマシも増えてしまいます。

特にこだわりが無ければ、初期設定の14本のままで分析を行いましょう。

RSIの使い方

RSIの使い方

オシレーター系指標は、買われすぎや売られすぎといった相場の行き過ぎを判断するために良く使われています。

明確に転換点を示唆しているわけではなく、強いトレンドが発生している場合は行き過ぎたまま相場が進行することも珍しくはありません。

オシレーター系のテクニカル指標は、あくまでも目安的なものと考えて他のテクニカル指標と合わせて売買の判断を行いましょう。

レンジ相場の両端を狙う

買われすぎや売られすぎといった、相場の行き過ぎが一目でわかるRSIを使って取引を行う場合、基本的には買われすぎなら売りの取引を、売られすぎなら買いの取引を行うことになります。

しかし単純にサインに従って、RSIが70%を超えたら売り・RSIが30%を下回ったら買いで取引を行っても、逆張りでの売買を行うことになってしまいます。

強いトレンドが発生し、買われすぎや売られすぎの割合に張り付いてしまっている状態だと、RSIが役に立たず損失を抱えてしまうことになりかねません。

現在の相場がレンジ相場なのか、それともトレンド相場なのかをしっかりと見極めてから取引を行いましょう。

レンジ相場の場合でも、反転を先読みして取引を行えばダマシが増えて勝率が下がってしまいます。

レンジの支持線や抵抗線での反発をしっかり確認してから取引を行うようにして、ダマシを減らして取引の成功率を上げれば、安定した利益を狙えるようになるはずです。

トレンドの出始めを察知する

RSIを使ったレンジ相場でのトレード法は良く取り上げられていますが、RSIでは中心に引かれた50%のラインを利用して、トレンドの出始めを察知することも可能となっています。

RSIの50%付近はトレンドが出始めたポイントとして多くの人に意識されており、ラインを越えた辺りでのトレンド形成が実際のチャートでもよく確認できます。

レンジ相場の両端を狙えるサインが出ていないときでも、50%付近でトレンドを意識した取引を行えば十分に利益を狙うことが可能となっています。

70%や30%付近での反転のほかに50%付近でのトレンド発生にも注目して取引を行いましょう。

ダイバージェンス

オシレーター系のテクニカル分析では、チャートの価格とテクニカル分析の傾きが逆になってしまう場合があります。

この傾きが逆になってしまう現象は、ダイバージェンスと呼ばれています。

ダイバージェンス

ダイバージェンスとは”相違”といった言葉を意味する単語で、上昇トレンドでは直近高値に引いたラインの傾きが逆になり下降トレンドでは直近安値に引いたラインの傾きが逆になった状態のことを指します。

オシレーター系指標のダイバージェンスは間もなくトレンドが終了する可能性があることを示唆していますが、ダイバージェンスが必ずしもトレンドの転換点となるわけではありません。

ダイバージェンスを確認したら、トレンドが転換する可能性があることに十分注意して他のテクニカル分析を確認したり、決済取引のタイミングを計ったりしながら、トレンドが転換してもあわてないように予め備えておきましょう。

リバーサル(ヒドゥンダイバージェンス)

リバーサル(ヒドゥンダイバージェンス)も、ダイバージェンスと同じくチャートとテクニカル指標の傾きが逆になった状態です。

しかし、その意味は通常のダイバージェンスと全く逆になってしまいます。

リバーサルは、トレンドの転換ではなくトレンドの継続を示唆することになります。

トレンド

上昇トレンドでは直近の底値に引いたラインの傾きが逆になり、下降トレンドでは直近の高値に引いたラインの傾きが逆になります。

ダイバージェンスとは注目するポイントが違うので、現在のトレンドとラインを引いた箇所に注意して間違わないように気を付けましょう。

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RSIと他のテクニカル指標の組み合わせ

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RSIは買われすぎや売られすぎといった、相場の行き過ぎを察知するためのテクニカル指標です。

強すぎるトレンドが発生してしまうと、たとえ相場が行き過ぎていたとしてもレートが反転しないことがあり、全く役に立たなくなってしまいます。

RSIは他のトレンド系のテクニカル指標と合わせて運用しましょう。

移動平均線とRSIの組み合わせ

最も代表的なトレンド系のテクニカル分析といえば、移動平均線を用いたチャート分析法です。

RSIの特徴はレンジ相場に強い代わりにトレンド相場に弱いということでしたが、対して移動平均線の特徴はトレンド相場に強い代わりにレンジには弱くトレンドの察知が遅くなってしまうというものです。

それぞれ得意な部分と弱点が違うので、うまく組み合わせれば相性が良いと言えます。

では、取引のポイントをいくつか見ていきましょう。

トレンドを確認

まず移動平均線で現在のトレンドを確認します。

トレンドが発生していれば順張りで、トレンドが発生していなければレンジの両端を狙って逆張りで取引を行いましょう。

エントリーポイントを探す

移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスを確認してからの順張りのエントリー、もしくはRSIが70%や30%を超えた状態での逆張りのエントリーなど、事前に確認したトレンドやレンジに即した分かりやすい売買サインを待ってエントリーを行いましょう。

決済ポイントを探す

決済するポイントを探す場合、RSIのダイバージェンスを目安に決済のタイミングを計ると、移動平均線のクロスを目安にするよりも早いタイミングで取引を終了することができます。

早めに決済できることで、移動平均線がクロスする決済のサインを待つよりも利益を減らさずに決済できるようになるので、決済時にはダイバージェンスを探して早めの利益確定を心がけましょう。

FXのRSIまとめ

・RSIはレンジ相場に強いオシレーター系のテクニカル指標

・値動きの幅に注目して相場の行き過ぎを判断できる

・一定期間の値動きした値幅中の上昇した値幅の割合を表す

・強いトレンドの発生中は役に立たないことも

・期間の設定は考案者が推奨する14で

・70%以上と30%以下でレンジの両端を狙おう

・50%ラインとのクロスでトレンドの出始めを察知できる

・ダイバージェンスはトレンドの終了の可能性がある

・リバーサルはトレンドの継続を示唆

・ダイバージェンスとリバーサルの違いに注意

・騙しに注意、弱点を補完できるトレンド系のテクニカルと併用しよう

以上、RSIについてご紹介しました。

RSIは値動きの行き過ぎやトレンドの発生を素早く感知できるテクニカル分析ですが、反応が早い分、ダマシも増えてしまいます。

単純に基本のサインに従って取引するだけでは、全体の勝率を下げる結果になってしまいかねません。

RSIを活用する場合は、サイン付近で反発を確認してからエントリーしたり、弱点を補える別のテクニカル指標と併用して取引を行うなど補助的なツールとして利用しましょう。

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運営者:小林 徹
小林 徹@超入門FXブログTwitter
株式会社モフピュアにて超入門FXブログを担当しています。
初心者の頃はチャート見ただけで面倒さから拒否感が出てましたが。その経験を生かした楽しく分かりやすい解説を心がけています。
正しい知識を身に着け、FXが初めての人でも安心安全に取引ができる一助になれれば幸いです。
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