どうしたらいい!FXの含み損への対処法

FXで取引を行っていると
避けることができないのが
含み損の存在です

どんなにうまく為替レートの変動を予想したとしても
100%予想を的中させることは非常に困難です

値動きの予想が外れてしまい
自分の思惑と逆方向にレートが
変動してしまえば含み損を抱えることになり

そのままポジションを放置してしまえば
どんどん含み損が膨らんでしまい
強制ロスカットされてしまう
といった最悪の結果になってしまう
場合も考えられます

ここでは含み損とはいったいどういったものなのか
含み損を抱えてしまったときに何ができるのか等
FXの含み損についてご紹介します

FXって何と言う人はまずこちらから
マンガで読めるFX!FXって何?漫画でわかりやすく学べるFX
FXがマンガで分かる!漫画で読める初心者向けFX解説。FXや投資に興味はあるけど仕組みや専門用語がよくわからない…このサイトではそんな人向けにFXを漫画で紹介!FXのメリットや注意点は?初心者が始めるにはどの口座がおすすめ?ネットで調べてもよく分からなかったという人にもFXについて分かりやすく説明します。

FXの含み損と含み益

FXではポジションを持っている間にも
常に為替レートが変動しています

ポジションを決済して取引を終える前にも
保有している通貨の価値が常に変動しているので

ポジションを持っている間にも
今、ポジションを決済して取引を終えたら
どのくらいの利益や損失が発生するのかを
予想することができることになります

この取引中に予想することができる
見込みの損失や利益のこと

相場の世界では含み損や含み益と呼んでいます

たとえば
ポジションを保有しているときに
自分が予想した方向と逆方向に
為替レートが進行してしまい

いま決済したら損失が出て資金が減ってしまう
といった場合は含み損

逆に
ポジションを保有しているときに
自分が予想した通りの方向に
為替レートが進行していき

いま決済したら利益が出て資金が増える
といった場合は含み益

それぞれ発生していることになります

あくまでポジションを保有しているときの呼び方なので
ポジションと決済して損失や利益を確定してしまった後は
含み損や含み益と呼ばれることはありません

実際に口座に預けていた資金に損失や利益が反映され
確定した損失や利益となるからです

含み損や含み益の計算

含み損や含み益はいったいどのように考えるのか
実際に計算して確認してみましょう

1ドル100円のときに取引を始める場合で考えると

1ドル100円でドルを買った場合では

1ドルが100円から99円に下がってしまったとすれば
99-100=-1となるので1ドル辺りに1円の含み損
発生していることになります

1ドル辺り1円なので
1000ドル(1000通貨)ポジションなら1000円
1万ドル(1万通貨)ポジションなら1万円の
含み損が発生していることになるので

この状態で決済注文を行うと取引量に
応じた損失が発生してしまいます

逆に1ドルが100円から101円に上がったとすると
101-100=1となるので1ドル辺りに1円の含み益
発生していることになります

こちらも1ドル辺り1円なので
1000ドル(1000通貨)ポジションなら1000円
1万ドル(1万通貨)ポジションなら1万円の
含み益が発生していることになるので

この状態で利益を確定すれば取引量に
応じた利益を確定できることとなります

含み損の計算はポジションを持った為替レートから
現在までにどのくらいの為替変動が起こったのか

自分がその為替レートでどのくらいの通貨量で
ポジションを持ったのかがわかれば
簡単に計算することができます

細かな計算は取引ツールが自動で行ってくれますが
自分の保有しているポジションで見込みの損益である
含み損や含み益がどの程度発生しているのかは
しっかりと把握できるようにしておきましょう

含み損が増えると取引が続けられないことも

FXで取引を行っているときに
含み損が発生したポジションを
そのまま保有していると

含み損がどんどん増えて行ってしまう
可能性があります

含み損が増え続けた場合
決済時に予想される損失は
取引している通貨の量に比例して
増えていってしまうことになります

ドル円で1万通貨の取引を行っていたとすると
5円の値動きが起こってしまえば

1ドル100円だったとすれば
レバレッジ25倍で取引を行っていた場合
必要となる証拠金は4万円なので
入金していた金額によっては
口座の残高を超えてしまうことに
なってしまいますね

FXではこのように口座の残高以上のマイナスが
発生してしまうことを防ぐために
一定以上の含み損が発生した場合
取引を強制的に終了してしまう

強制ロスカットと呼ばれる仕組みが
採用されています

ポジションを持ち続けていたくても
含み損が拡大してしまえば
ポジションを持ち続けられなくなる
可能性があるということです

強制ロスカットになってしまえば
資金の大部分を失ってしまうことも
珍しくなく急激な為替変動が起こっている
状況では口座の資金がマイナスになってしまう
可能性もゼロではありません

強制ロスカットになってしまわないために
自分の保有しているポジションについて
強制ロスカットになってしまうラインを
しっかりと把握しておきましょう

強制ロスカットの計算

FXで強制ロスカットになってしまうか
どうかといった判定は

保有しているポジションに対して
含み損や含み益を考慮したうえで

どのくらいの証拠金が残っているのか
といった割合、証拠金維持率によって
判定されています

強制ロスカットになってしまう証拠金の割合は
取引しているFX会社ごとに異なりますが

ここでは多くのFX会社で
強制ロスカットのラインとなっている
証拠金維持率100%と50%で考えて見ましょう

ポジションを持つために必要な証拠金は
1ドル100円の場合レバレッジ25倍で
1万通貨の取引を行ったとすると

100円×1万通貨÷25=4万円
となります

10万円を口座に預けて取引を始めたとすれば

証拠金維持率が100%なら最低でも4万円の証拠金が
必要となるので6万円の含み損が出た時点で
強制ロスカット

証拠金維持率が50%なら2万円の証拠金が必要となるので
8万円の含み損が出た時点で強制ロスカット

となってしまうことになります

この例では損失を許容できずに
闇雲にポジションを持ち続けてしまい
ひとたび強制ロスカットとなってしまえば

証拠金維持率50%の場合は資金の80%を
証拠金維持率100%の場合でも資金の60%を
失う
結果となってしまいます

これほど大きな割合の損失が発生してしまえば
取引の継続自体が難しくなってしまいます

一時的に利益が出るようなことがあったとしても
強制ロスカットになってしまう可能性があるような
取引を行っていては、いずれ資金の多くを失う
結果に
なってしまうので

強制ロスカットにならないように
リスクをコントロールする必要があるでしょう

含み損への対処法

FXで取引を行う以上含み損を0に抑える
と言うことはできない
といっていいでしょう

なぜなら為替レートは
常に上昇と下降を繰り返しながら
進行しており

大きな上昇や下降が起きる場合であっても
一方方向だけに為替レートが動くことは
非常に稀で一時的な上昇や下降を含んで
いることがほとんどだからです

最終的に利益を確定できた取引だとしても
取引を始めたばかりの時には
含み損と含み益を行ったり来たりしながら
最終的な含み損や含み益へと向かっていくことに
なるのです

では避けられない含み損に対して
なにかできることは無いのでしょうか?

含み損を必要以上に拡大させない

FXを行ううえで
避けることができない含み損ですが
最も良く行われている対処法として

含み損が拡大しすぎる前に
取引を終了できるように
予め注文を設定しておく
と言うものがあります

取引を始めるときに自分が
どの程度までの損失を許容できるのか

と言うことをしっかりと考えてから
取引を始めることにより

値動きの予想が外れたときに
取引を終えるポイントを
決めておくことになります

このような注文は
損切り注文と呼ばれており
リスクをコントロールして
強制ロスカットを避けるために
必ず必要
となります

含み損も最初のうちはたいした事はありませんが
金額が大きくなってしまうと冷静な判断を
行うことができなくなってしまい

損切りのタイミングを見失って
強制ロスカットなんて事になって
しまいかねません

損切りの設定は取引中ではなく
必ず取引前や取引を開始するときに
決めておく
ようにしましょう

取引中の損切りは非常に困難

ポジションを持っている場合
時間があれば自分のポジションの
含み損や含み益を確認してしまう物です

決済のタイミングを計るためにも
定期的なチャートのチェックは
必須といってもいいでしょう

しかし含み益が出ている場合は
何処で利益を確定しようか
と考えるだけなのですが

含み損が発生してしまっている場合では
かなり話しが変わってきてしまいます

ひとたび含み損が発生してしまうと
このまま下がり続けるのではと言う不安と
そろそろ上がるだろうといった期待
二つの感情がせめぎあうことになってしまい

冷静な判断で損切りを行うことが
非常に難しくなってしまうのです

さらに利益や損失が発生したときの
心理状態を分析したプロスペクト理論では

人は損失を抱えてしまった場合
損失を減らそうとするよりも
一気に損失を解消しようと考えてしまう

と言う結果が出ています

この考え方をFXの取引に当てはめると
含み損を抱えると損切りを行うことが
できずに、レートが元に戻って一気に
含み損を解消することを期待して
ポジションを持ち続けてしまう

と言うことになってしまいます

こんな取引を繰り返していては
何度かうまく含み損を解消できたとしても
いずれ強制ロスカットとなってしまい
資金の大半を失う
結果となってしまいますよね

取引中に臨機応変に判断するといえば
聞こえはいいのですが、ひとたび含み損を
抱えてしまえば冷静な判断が難しくなり
強制ロスカットになりやすい取引を
行うようになってしまいます

強制ロスカットを絶対に避けるためにも
損切りの注文は事前に決めておくようにして
取引中にむやみに損切りのポイントを深く
変更するのはやめておいた方がいいでしょう

含み損まとめ

FXで取引を行う以上含み損の発生を
避けて通ることはできません

しかし含み損が発生したポジションを
そのまま持ち続けるような取引を
続けていればいずれ強制ロスカットと
なってしまい資金の多くを失う結果に
なってしまいます

取引中に損切りの判断を行うのは
人間の心理によって難しい物となっているので

損切りの設定は取引前に決めておき
強制ロスカットとならない取引を
心がけましょう